
作物によっても違う
農業の休みは作物によって大きく異なります。
どういった仕事を希望するのかによって、休みが変わりますね。
一般的に、毎日仕事があるとしてもある程度のローテーションが組まれます。
自分が休んでいる間に他の人が仕事をするといった流れです。
ただし、収穫時期や台風などの悪天候で全員が休みなく仕事を余儀なくされることも少なくはありません。
稲作農家であれば、忙しい秋の時期を乗り切って収穫が終わればひと段落します。
一方で、一年中収穫が可能な作物や、動物相手であれば、まとまった休みを取るのは難しくなります。
繁忙期は休む暇無し
農業のなかで頭においておきたいのは「繁忙期」についてです。
経営作物によって変わるものの、忙しい時期には休む暇はありません。
基本的に春~夏は農業が忙しい時期で、収穫が終った秋から冬は農閑期になります。
野菜、果樹などの作物が中心の農家であれば、市場にあわせたスケジュールになります。
稲作農家であれば、農繁期の5月や9月は休みが無くなります。
ただし、作物の収穫が終われば仕事はお休みになります。
収穫時期はとっても慌ただしく、天候に左右されて思わぬ仕事が舞い込むことがあります。
台風、大雨などの悪天候の前は、寝る間も惜しんで早めに収穫したりすることもあるはずです。
酪農、養鶏、養豚などの動物相手であれば、毎日えさやりが欠かせません。
子供が生まれるような時期には忙しくなったりと、動物にあわせて働きます。
兼業農業なら休みはない
兼業農業を行っていれば、常に忙しいといっても過言ではありません。
暇な時期に他の作物を育てると常に休む暇をなくして仕事をしているようなものです。
たとえば、稲作を行っている農業で動物を育てていれば、一年中何らかの仕事があります。
秋の収穫が終った後には、動物のえさやりが待っているので、早々休みが取れません。
農業であっても、一年を通して常に作物が収穫できるようにする農家が多いです。
ひとつの作物が終れば次は他の作物の作業へと移ります。
このような農家は、楽しさと稼ぎが多い反面、ほっとする期間が少ないです。