農業の確定申告は青色申告
日本の農業は野菜や穀物、果物などを作っていますが、これはただで種を植えて勝手に大きくなっているというわけではありません。
むしろ素人が考えるよりもずっと奥が深くて土作りから始まり種を厳選し発芽を促すための努力をして・・・などのように手間も暇もお金もかけて行われているものです。
つまり経費を多くかけて出来上がるもののために収入も期待したいし、といった流れがあります。
農業の確定申告は青色申告を行うことがおすすめで、農業の規模によって白色申告になるということはあまりないようです。
これは、確定申告が必要なほどの農業なら自分で作った作物を売っていることになりますので、小遣い稼ぎ程度に月に3万円程度の収入だったとしても、年間にしてみれば36万円の収入があると考えられるからです。
農家だからというよりは、いくらまで控除が受けられるかが問題で、白色申告の場合は10万円まで、青色申告の場合は65万円までという意味合いから、農業で月に3万円の小遣い稼ぎ程度の業務内容だとしても申告が必要なら青色申告の方が控除範囲内のために税金がかからないからお得だといえます。
農業だから気を付けたい項目
農業の方は1人ですべての作業を行うことは少なく、大抵は夫婦や親子という感じで必ず手伝ってくれる人がいます。
その場合青色申告では、青色事業専従者給与という項目があり、そこに支払った給料を明記する必要があります。
たとえ手伝ってくれている人が家族でも給料を払っているなら利用でき、申告では必要なものです。
また農業の種類によっては商品となる農作物が収穫できない、販売できないことがあります。
そういったときでも、土の管理のために薬品や肥料を使うことがありますので、その流れや動きは確認しておく必要があります。
従って棚卸の作業はこまめに行うことがよく、これまで費用だったものを資産に振り替える作業も必要なってきます。