AI農業って何?
AI農業は、アグリ・インフォマティクスのことで、農業情報科学のことをさしています。
具体的には近年深刻化している篤農家のいわゆる匠の技をICT技術を活用して形式知をして、他の農業者や新規参入者に継承していこうというものです。
こうした匠の技はマニュアル化して継承すればよいという考えもありましたが、マニュアル化できないか、マニュアル化したのでは意味が薄くなる技術や、文字情報だけでは限界があるなどの理由で、文書化することではなく目で見てまねる方向性を選択したといえます。
近年では早急に取り組むべきことが浮き彫りになっていて、AIシステムの開発は急務となっています。
発案は良かったが、実行できるものがないとうような状況のために、匠の技を受け継ぐためのシステム開発が急がれています。
また周辺機能や技術の展開方向などを検討するためにもさまざまな動きがあり、一部業務では研究開発の進展状況などを見ながら進めるか、着手する方が良いと判断されているものもあります。
AIシステムの先駆けとして
AIシステムの先駆け的存在としてきゅうりを仕分けする自動仕分け機があります。
これはAIを扱うことが可能なGoogleの公開ソフトを使用していて、画像認識システムを搭載しているために自動できゅうりを仕分けることができるものです。
きゅうりはそもそも手でしわけをしていて忙しいときには仕分けだけで8時間以上も費やすことがありました。
きゅうりの仕分けには9段階ものレベルがあってそれを瞬時に人間が見極めるのは相当な苦労があったと推測できます。
AIにも利用できるソーシャルメディアを利用することで、個人の単位でもきゅうりの仕分けができるロボットが開発でき、この動きは世界的に広まり始めています。
農地の観測や、健康な葉っぱとそうではないものを識別したり、主に多くの女性が手作業で取り組んでいた部分を担っていることが多いです。
エンジニアからの関心も高く、次々と新しい開発が発表されています。