養蜂家の仕事内容は?
ミツバチを飼育してハチミツを収穫する仕事です。
女王バチの産卵が始まるのが初春。
ここから養蜂家の仕事がスタートします。
養蜂家の仕事は1年を通じて行われ忙しいですね。
「巣箱」の中には、女王バチが巣板を作りハチミツを採取します。
女王バチは巣箱の中でミツバチの卵を産み付けて育てます。
春先になると巣箱の中にはミツバチが集めた蜜が貯められます。
ハチミツが成熟するのを待って採蜜するのが仕事になります。
●採蜜の手順
新聞紙などの紙を燻煙器に入れて燃やして煙を発生させます。
こうすることでミツバチの行動を抑えるんです。
巣箱から巣枠を取り出して遠心分離器に入れます。
回転させながらハチミツを抽出する方法なんですね。
春から夏にかけて採蜜のピーク。
この時期が養蜂家にとっては一番忙しくなる季節になります。
夏が終わり、秋になると、温度が下がります。
ミツバチの数も減少していくので、巣板の数を減らしていきます。
冬になるとミツバチの花粉や蜜などの食料を採取することが出来なくなります。
冬を迎えるだけの食料を巣の中に蓄えておくようになります。
冬時期はハチミツを採取することが出来ません。
巣箱のメンテナンスや出荷作業などをしながら来年のシーズンである春を待ちます。
養蜂家の仕事はどこで探せばいいの?
ハチミツを生産している業者に就職するのが王道です。
養蜂家の仕事は求人サイトに求人を載せていることはあまりありません。
一般的には、次のような方法です
・地元のハローワークから情報を入手する方法
・一般社団法人 日本養蜂協会のWebサイトに記載されている各地域の養蜂協会に問い合わせて養蜂業者を紹介してもらう方法
最近は、蜜源となる植物が減少しています。
日本国内で生産されるハチミツの量も減少していますから、養蜂家の数も飽和状態です。
養蜂家としてだけで生活するのは厳しい状況にあるのではないでしょうか?
ちなみに日本で流通しているハチミツの約93%(約38千トン)が輸入品になります。(農林水産省生産局畜産部調べ。平成26年)